うつ病がどのような病気かご存知でしょうか。周囲にうつ病の方がいたり、ご自身がうつ病になったことがあるという方でなければ、なんとなくしか把握できていないかもしれませんね。

うつ病になると、さまざまな症状が現れるのですが、頭が痛いというような物理的な症状も現れます。ここでは、うつ病に伴う頭痛について原因と対処法を見ていきましょう。

うつ病とは

うつ病とは、簡単に言うと常に気分が落ち込んだ状態で、やる気や意欲、興味などが出ず、何も出来なくなる、又は何かをするのが苦痛に感じるような精神的な病気のことです。

精神的な病気の中では、一番よく知られているのではないでしょうか。
そういった気分的な問題に加えて、集中力が低下したり、注意力が散漫になったり、人の言うことが理解できなくなったりというような症状もあります。

また、身体の方にもさまざまな症状が現れます。例えば頭痛、不眠・過眠、食欲減退、痩せる、倦怠感、体が重い、便秘、動悸、胃痛などです。出てくる症状には個人差がありますが、その中でも頭痛は多くのうつ病の方に起こる症状なのです。

うつ病と頭痛

前述のとおりうつ病になると頭が痛くなることがよくあります。なぜ、うつ病になると頭痛が起こるのでしょうか。この件については、まだ医学的にもはっきりとはわかっていませんが、脳内の「モノアミン」という物質が少なくなることが原因ではないかと言われています。

うつ病は、モノアミンの減少が関係していると考えられていて、このモノアミンが少なくなると、痛みを感じやすくなるため、頭が痛くなるのではないというのが仮説です。

モノアミンとは、セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなどの総称ですが、これらの物質が減少すると、気分が落ち込みやすいため、うつ病になるのです。

うつ病の方には、自律神経失調症の方が多いというのも影響しているかもしれません。頭痛は自律神経失調症の症状の1つです。

うつ病による頭痛は、慢性的であるということ以外に、これといった特徴がありません。人により、どんなタイプの頭痛が現れるかはさまざまです。そのため、こういった頭痛だったら、うつ病の可能性がある、ということが言えません。

気分が落ち込んでいて、慢性的な頭痛を抱えているとき、もしかするとうつ病の可能性もあるかもしれません。

ただし、その症状はうつ病だけに起こる症状ではありませんから、安易にうつ病だと思い込むのはやめておきましょう。必ず医療機関で検査を受けるようにしましょう。

うつ病による頭痛の対処法

うつ病で頭が痛いとき、一番効果的な頭痛改善方法は、うつ病を治すことです。うつ病は治療に時間がかかると言われていますが、うつ病にかかる方が多い一方、完治する方も多く存在しています。

頭痛については、頭痛薬などで抑えながら、うつ病を治していくことを最優先に考えましょう。

うつ病の治療をするとき、何らかの薬を服薬しているかと思いますが、頭痛薬を併用したい場合はかかっている医師に相談するようにしましょう。自己判断で頭痛薬を選ぶと、副作用が出てしまうかもしれません。

うつ病の治療をしている病院で頭痛の相談をするとき、処方されるのは必ずしも頭痛薬とは限らず、痛みに効く抗うつ剤かもしれないということも覚えておきましょう。

うつ病の治療を続けていくのに加えて、生活習慣を正し、軽い運動をすることもおすすめします。

そうすることで自律神経を整えることができますし、体の血流がよくなったり、さまざまな体の不調が改善されます。運動をすると筋肉もほぐれ、筋肉の緊張からくる頭痛も解消されます。

うつ病による頭痛は、うつ病の治療に時間がかかるため、なかなか解消されずにイライラしてしまうかもしれません。なるべく痛みに苦しまされないように、薬や生活改善で頭痛を軽減していきましょう。

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