近年、糖尿病にかかる方が増えているようです。糖尿病は遺伝性のものと後天性のものがありますが、この後天性のものが増えているのですね。糖尿病の治療は日々のことですし、一度なってしまうとずっと付き合っていく必要があるため、対処が非常に大変なのです。

糖尿病になると、さまざまな症状が体に現れますが、頭痛も症状として起こることがあるのはご存知でしょうか。ここでは、糖尿病と頭痛の関係についてご紹介していきます。

糖尿病とは

糖尿病とは、血液中のブドウ糖=血糖が多くなっている状態のことです。インスリンという物質のはたらきが低下するために起こります。一度発症してしまうと、治療によりコントロールはできるものの、完治はしません。そのため、一生付き合っていく必要があります。

コントロールの方法は、食事内容の制限や、運動、服薬、インスリン注射などです。糖尿病になってから、日を重ねるにつれて、さまざまな制限や服薬法も変化していきます。

ほとんどの場合、40歳を過ぎてから発症するようですが、稀に若い方でも発症することもあります。

糖尿病の症状

前述で触れたとおり、糖尿病にもさまざまな症状があります。代表的なのは、喉が渇く、頻尿になる、尿に糖が出る、尿が泡立つなどの症状です。尿が泡立つことで糖尿病に気づくこともあるでしょう。

その他にも、全身倦怠感、疲れやすい、目がよく見えない、めまい、制欲減退、手足のしびれ、月経不順などの症状がありますが、これらは全て初期症状です。

この初期症状のうちに治療を始めていれば、糖尿病をコントロールしていれば普通の生活が送れます。

しかし、この段階で糖尿病を放置し、なんのコントロールもしていなければ、そのうち重症化して合併症が起こります。主な合併症は、腎臓障害や視覚障害、神経障害です。腎臓障害により、人工透析が必要になる場合もあります。

そして、本題の頭痛ですが、初期症状では糖尿病と関連して頭痛が起こるということはあまりないでしょう。

しかし、糖尿病の方が頭が痛いことに悩まされ始めたら、それは危険なサインかもしれません。頭痛は糖尿病の症状ではありませんが、糖尿病の合併症として発症した病気が関連して、頭が痛くなっているかもしれないのです。

糖尿病の合併症による頭痛

糖尿病の合併症で、頭痛を引き起こすようなものにはどんなものがあるのでしょうか。まずは、低血糖です。糖尿病なら、高血糖ではないのかと思うかもしれませんが、治療の段階では、血糖値を下げるような治療が行われます。

ですが、その時の体調や食事量によっては、この治療の影響で低血糖状態になってしまうことがあるのです。頭痛は低血糖の症状の1つなので、糖尿病のときに頭が痛いというときは、低血糖をまずは疑ってみましょう。

他に考えられるのは、脳血管や心臓の病気です。糖尿病による合併症は上記で紹介した腎臓などの障害の他にも、こういったものもあるのです。脳血管の病気である脳梗塞や脳出血が起こると、頭痛が生じることはご存知ですよね。

心筋梗塞や不整脈などの心疾患でも、頭痛が初期症状として現れることがあります。こういった合併症の影響で頭痛が起こっている場合は、大変危険な状態ですから、すぐに治療を受けなければなりません。

そういうわけで、糖尿病にかかってしまった方の頭痛は気をつけていないととても危険なのです。その他の要因としては、糖尿病によるストレスから頭痛が引き起こされることもあるでしょう。

糖尿病のコントロールには、服薬や食事制限などがあります。これまで食べれていたものが食べれなくなったりすることで、ストレスを感じることもあるのです。

もしも病院に行っても上記のような危険な合併症が認められない場合は、その頭痛はストレスが原因かもしれません。適切なコントロールは必要なことですが、厳しくしすぎないように、担当医と相談しながら糖尿病の治療を進めていくようにしましょう。

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