目は頭に近いため、目の調子が悪いと頭が痛くなることがあります。そのため、目になんらかの病気がある場合、頭が痛いと感じることもあるのです。

目の病気にはさまざまなものがありますが「緑内障」というものは聞いたことがあるでしょうか。ここでは緑内障と頭痛は関係があるかどうか、探っていきましょう。

緑内障とは

緑内障という言葉を聞いたことがあっても、その症状を詳しく知っているという方は多くはないでしょう。緑内障とは、視野が狭くなる病気で、治療をせずに放置し、進行してしまうと失明してしまうこともあります。日本に存在する失明の一番の原因は緑内障の進行です。

視野が狭くなるのは、眼圧の上昇等が関係して、視神経という神経がうまくはたらかなくなるためです。緑内障には、慢性緑内障と急性緑内障がありますが、慢性緑内障は症状が進行しないと自分では気づけません。

なぜなら、慢性緑内障はゆるやかに進行していくこと、そして私たちの目はそれに狭くなっていく視野に順応するように、片方の目が緑内障にかかっていても、もう片方の目がそれを補ってしまうからです。

そのため、なかなか異常に気づけません。また、老化現象として、視野が狭くなることもあるため、目が見えづらいと感じても、老化のためと放置してしまうこともあるでしょう。

急性緑内障は、急激に眼圧が上昇するため、激しい症状が現れます。例えば、頭痛、眼痛、吐き気、目の充血などです。急性緑内障は、発症したら、1日で失明してしまうこともあるほど怖い病気です。

緑内障と頭痛

緑内障で頭が痛くなることがあるというのは、前述で触れたとおりです。慢性緑内障でも、視界が悪くなることで目が疲れてしまい、それが頭痛につながることもあります。

ですが、緑内障による頭痛は、急性緑内障の方が起こりやすいと言えるでしょう。緑内障で頭が痛くなるのは、緑内障が視神経を圧迫する病気だからです。そのため、神経痛があり、その視神経の痛みが頭に響くのです。

急性緑内障では、側頭部が痛みます。この痛みは通常の頭痛よりも強い痛みで、くも膜下出血などの脳の病気による頭痛の痛みにも似ています。そのため、脳の病気だと勘違いしてしまい、急性緑内障への治療が遅れてしまうこともあります。

慢性緑内障の場合の頭痛は、通常の頭痛と症状が似ているため、頭痛があるからといって緑内障だとは思い当たらないでしょう。

ですから、緑内障の他の症状、例えば視界が悪くなったり、外灯の周りに虹が見えるなどといったものと共に慢性的に頭が痛いという場合は、緑内障でなかったとしても何らかの目の病気を疑ってみましょう。

緑内障の検査と治療

頭痛や他の症状から緑内障を疑うとき、眼科での検査が必要になります。緑内障の診断には、眼圧検査、眼底検査、隅角検査、視野検査というような検査を行います。

緑内障で失明しないためには早期発見が重要ですから、少しでも不安を感じる場合は検査を受けるようにしましょう。

緑内障は完治しない病気なので、治療は病気の進行を止めたり遅らせるような治療になります。緑内障の治療は、眼圧を下げることを目的とします。

主に点眼薬が用いられますが、場合によっては内服薬を処方されることもあるでしょう。薬での治療では十分ではない場合、レーザーでの治療や手術が必要になります。

緑内障で頭痛を感じている場合、眼圧を下げることで頭痛は改善されるでしょう。眼圧が下がれば、視神経が圧迫されることがなくなるからです。ただし、緑内障が進行していて、視界に異常がある場合は、目の疲れから頭が痛くなることもあるかもしれません。

そういった場合は眼科で頭痛について相談してみましょう。特に服薬している薬がある場合は、必ず眼科医に相談をして頭痛薬を服用するようにしましょう。

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