頭が痛いというのは、日常的に起こる症状ですから、少し頭が痛いくらいでは心配になる方は少ないでしょう。ただの頭痛だと、頭痛薬を飲んだり寝たりして、やり過ごすのではないでしょうか。

しかし、頭が痛いという場合、怖い病気であることもあります。ここでは、頭が痛いときに考えられる病気とその頭痛の特徴を並べていきます。

くも膜下出血、脳出血

くも膜下出血とは、脳内のくも膜という膜の下に出血する病気です。脳出血は脳内の血管から出血する病気です。特にくも膜下出血になると、出血している部分が強く殴られたような痛みが走ります。

脳出血の場合も頭痛の強度はかなり強いことが多いでしょう。他に、吐き気や嘔吐、意識障害などが起こることもあります。

もしも初期症状がある場合は、鈍い痛みがずっと続きます。慢性的な頭痛か、もしくはひどい頭痛があるときにはすぐに検査を受けましょう。

特にくも膜下出血は処置が遅れると死に至ることもある恐ろしい病気です。そうではなくても、こういった脳の病気は後遺症が残りやすいので、早めの発見が重要なのです。

髄膜炎、脳炎

髄膜炎は頭痛が主な症状となっています。脳炎は脳自体が炎症する病気で、頭痛の他に発熱や意識障害などが起こります。主に、ウイルスや細菌の感染で起こる病気です。

初期の頃には、頭痛、発熱、けいれん、意識障害などが現れ、症状が進行すると意識障害やけいれんの症状が重くなり、命の危険がある場合もあり、バイタルサインというものを監視する必要があります。

バイタルサインとは、脈拍、呼吸、体温、血圧などのことです。髄膜炎や脳炎を疑う場合は、すぐに頭部CT、MRI、脳波検査などを受ける必要があります。受診は大きな病院にかかることが望ましいでしょう。意識障害がある場合は、救急車を呼びましょう。

脳腫瘍

脳腫瘍とは、頭蓋骨内にできる腫瘍のことです。良性と悪性のものがあります。脳腫瘍になると、早朝に強い頭痛が起こります。くも膜下出血とは違い突然激しい頭痛に襲われるというのとは違い、大体決まった時間帯に頭痛があります。

毎日のように早朝頭痛があるということだったら、脳腫瘍の疑いがあるので、すぐに病院で検査を受けてみましょう。脳腫瘍には他に、吐き気や嘔吐、視力障害、てんかんなどの症状があります。

周囲が気づきやすい症状としては、性格の変化が起こることがあります。本人が脳腫瘍を疑っていなくても、突然人が変わったと感じたら、検査をすすめてみましょう。

急性緑内障

急性緑内障の場合、頭痛のほかに激しい眼痛、視界異常、充血などが起こるため、目に症状があるかどうかで他の病気と見分けることが可能です。他に、吐き気や嘔吐が併発することもあります。

急性緑内障は、突然眼圧が高くなる病気ですが、放置するとすぐに失明してしまうことがあります。

そのため、症状から緑内障の可能性を考えて、診療科を判断することがとても重要です。特に50歳以上の遠視の女性に起こることが多いので、該当する方はとくに気をつけましょう。

その他の病気

頭が痛くて病院を受診しても、とくに重篤な病気ではないというときには、どのような病気が考えられるのでしょうか。高血圧や低血圧などの血圧以上、貧血、自律神経失調症などの病気でも、慢性的に頭が痛みます。

うつ病などの精神的な疾患でも、頭痛が起こりやすいでしょう。眼精疲労や筋肉疲労を抱えていると、頭痛持ちになりがちですから、自覚がある方は疲労を回復できる術を学んでおくと安心です。

慢性的になんらかのストレスを抱えている方も、頭痛持ちになりやすいですから、ストレス発散の方法、リラックスの方法を自分なりに見つけておきましょう。

どちらにしても、気になる頭痛がある場合には、すぐに病院にかかるようにしましょう。診断に納得できない場合は、別の病院・診療科にかかってみることも考えてください。

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