一言で「頭が痛い」と言っても、その部位によって原因も種類も異なります。頭の一部がズキズキと痛むということも、頭痛持ちの方であれば経験したことがあるのではないでしょうか。

ここでは、その中でも後頭部が痛むときについて、どういった原因があるのかご紹介していきます。

肩こりなどからくる緊張型頭痛

首や肩のこりが原因で生じる頭痛を、「緊張型頭痛」といいます。これは、主に後頭部に生じる頭痛です。姿勢が悪かったり、ある一定の姿勢を長時間続けることで、血流が悪くなり、筋肉が緊張してしまうために、起こります。

痛みの種類は、肩や首の方から後頭部にかけてじんじん痛むような感じだったり、ぎゅっと締め付けられている感覚が続いたりします。

肩や首のこりのほか、目の使いすぎによる疲労や、心的ストレスも原因となります。ストレスが原因になるのは、心がストレス状態にあると、体も緊張してリラックスできずに、強張ってしまうからです。

こういった頭痛を抱えている方は、頭痛がしているときに安易に頭痛薬を多用するよりも、首や肩周りを定期的に動かしたり、可能であるなら全身のストレッチをすると頭痛が軽減されるでしょう。

また、心的ストレスを感じている方は、自分がリラックスできると思うような行動を取ることも重要です。例えば、湯船にゆっくりつかってぼーっとしたり、あったかい飲み物を飲みながらぼーっとしたりというようなことです。

そういう時間を1日のうちに少しでも取ると、ストレスが軽減され、結果的に頭痛の解消につながります。

後頭神経痛

後頭神経痛とは、文字の通り、後頭部に生じる神経痛です。後頭神経という首から出ている神経が圧迫されることにより起こるのですが、後頭部へつながる大後頭神経と、耳の後ろにつながる小後頭神経があるため、後頭部の頭痛に加えて、耳の後ろが痛いという症状も現れます。

痛みの種類は、電気的なビリっとした痛みだったり、ズキズキ、キリキリといったような鋭い痛みが続きます。他の頭痛とは異なり、吐き気やめまいなどの症状を併発することは稀ですが、指で圧迫すると激しい痛みを感じる「圧痛点」というものがあります。

後頭神経痛による頭痛の場合も、緊張型頭痛と同じく、長時間によって同じ姿勢を取っていることが原因となっています。ただし、後頭神経痛の場合はむやみに首まわりを動かしたりすると、却って悪化してしまうこともあります。

動かすよりは、その周囲を温めたり、軽いマッサージをして血流を促すような行動をとることをお勧めします。後頭神経痛もストレスが関係しているので、リラックスをすることも心がけましょう。

脳の病気による後頭部痛

後頭部が痛いとき、それはただの頭痛ではなく、何らかの病気が疑われる場合もあります。
代表的なものは、くも膜下出血です。名前だけならどなたでも聞いたことがあるでしょう。
これは、くも膜という脳を覆う膜の下に出血を起こす病気で、その8割が動脈瘤の破裂によるものだと考えられています。

後頭部をハンマーで殴られたような痛みが生じますが、もしも前兆として先に少量の出血があった場合は、軽い頭痛が続きます。

死亡率は50%とと言われる程の強い病気です。どうも原因が思い当たらないのに、頭痛が続く・・・という場合や、なんだか普通の頭痛ではないと思った場合、すぐに病院に行くことをおすすめします。

くも膜下出血以外でも、後頭部の頭痛の原因となっている病気があります。それは、脳出血、脳梗塞、脳腫瘍などです。

頭痛に加えて、体がしびれる、手足をうまく動かせない、うまく喋れなくなる、目が見えづらくなる、吐き気がある、といったような症状を併発している場合には、急いで病院に行ってみましょう。できれば、脳神経外科など、そういったことに専門である診療科にかかることをおすすめします。

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