頭痛が起こった時、痛む部分が全体ではなくて一部に偏っていることもあります。その中でも、頭頂部、頭のてっぺんが痛むという場合には、どのような原因が考えられるのでしょうか。

ここでは、頭が痛いという症状の中でも、頭頂部が痛い場合についてご紹介していきます。

緊張型頭痛

緊張型頭痛とは、体の筋肉が緊張したり、固まってしまうことにより起こる頭痛です。緊張型頭痛では、後頭部や前頭部が痛くなるということもあるのですが、痛みが頭頂部に偏ったり、または別の部位と併発して痛むことがあります。

頭頂部が痛くなる場合の緊張型頭痛では、頭頂部が押されているように感じたり、重たい感じがするでしょう。緊張型頭痛は、同じ姿勢をずっとしていることや、ストレスが関係しています。同じ態勢を続けがちな方は、頭痛が起こった時に全身のストレッチを軽くするだけでも、頭痛が軽減されることがあります。

また、規則正しい生活や、忙しい生活の中でもリラックスできる時間をとったりすることで、徐々に頭痛が起きなくなってくるでしょう。適度な運動を定期的にすることも、緊張型頭痛を軽減するためにはとても良いことです。

高血圧

高血圧とは、血圧が高くなる病気のことですが、高血圧になると頭頂部に痛みを感じることがあります。頭頂部以外にも頭痛が起こることもありますし、頭全体が重かったり、なんとなくだるいということが起こります。

高血圧自体は、症状が重くなければそれほど重大な病気ではありませんが、放置していると、重大な病気につながってしまうことがあります。

そのため、高血圧の方は、医師の指導のもと、食事療法や生活改善をしたり、必要であれば服薬したりして、症状を改善させなければなりません。

自分が高血圧かどうかわからないという方でも、頭頂部がよく痛むということであれば、取り敢えず病院に行って相談してみるといいでしょう。

慢性副鼻腔炎など

「蓄膿症」としても知られている慢性副鼻腔炎も、その症状が頭頂部にまで響いて、頭頂部が痛くなることがあります。頭頂部の痛みの他に、鼻水や鼻づまりの症状があり、特に風邪というわけではなさそうだという場合は、副鼻腔炎である可能性があります。

副鼻腔炎でなくても、アレルギーなどで鼻づまりを起こしているときも、頭痛を併発しやすいので、こういった症状がある場合は耳鼻咽頭科にて検査を受け、治療を行いましょう。鼻の症状が治れば、頭痛も改善されるはずです。

脳の病気

あらゆる部位、種類の頭痛に脳の病気の可能性があります。頭頂部が痛むという場合も、例外なくそれに該当します。頭頂部が痛む可能性のある脳の病気には、くも膜下出血、脳梗塞、脳出血などがあります。

このどれも、頭頂部だけではなく、ある特定の部位にひどい痛みが走ります。特に頭頂部がいきなり殴られたように痛み始めたという場合は、くも膜下出血のおそれがあります。頭頂部にひどい痛みを感じた場合はすぐに救急車を呼びましょう。

くも膜下出血にしても、脳梗塞、脳出血にしても、死に至ることもある病気ですし、そうでなくても回復後に後遺症が残ることの多い病気です。ですから、早め早めの行動が予後にとても影響すると言えるでしょう。

ただし、初期症状として、軽い痛みから始まる場合もあります。この場合は、すぐに脳の病気であるとは気づかないでしょう。軽い痛みだったとしても、頭頂部痛が続くという場合には、やはり脳神経外科などで検査を受けた方が安心です。初期症状時に発見できれば、それだけ回復の見込みもありますし、後遺症が出る可能性も変わってくるからです。

頭頂部が痛い=脳の病気とはなかなか思い当たらないかもしれませんが、脳の病気では頭痛の症状はかならずあるもので、その痛む場所は特定されていないということを、覚えておいてください。

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