お腹が痛い時に、同時に吐き気を感じたことはありませんか?単なる食あたりや、過度の便秘でもそのような症状がでることもあるのですが、その症状は何か怖い病気が隠れているかもしれません。

すぐに治る場合は良いのですが、数日以上続いた場合は単なる腹痛・吐き気だと片付けずに、病院での検査を受けることがとても重要です。では、腹痛と吐き気の症状がある場合、どういった病気が考えれるのでしょうか。

多くの場合は食中毒や風邪などを疑うのではないでしょうか。その二つは身近な為、殆どの方があまり気にせず体を休めるまでにとどまっているのではないかと思います。

しかし、腹痛と吐き気・嘔吐を併発している場合、胃炎や逆流性食道炎などから心筋梗塞まで色々と考えられる疾患があります。下記に、腹痛と吐き気・嘔吐を症状とする疾患の中でも特に注意が必要なものをまとめてみました。

軽い食中毒や風邪だと思って放置していると悪化しかねません。長引く場合には下記の病気の可能性もありますので早めに専門医に受診してください。

可能性のある病気

過敏性腸症候群

腹痛関連の話題の時にはおなじみの過敏性腸症候群。ここをご覧の方は既にどんなものかご存知かもしれませんが、簡単に言うと自律神経の乱れにより、便通に異常があったり腹痛を起こす症状です。

 

過敏性腸症候群の場合、自律神経失調症の症状として吐き気を伴うこともあるのですが、内臓などには特に問題が無いため、重篤な病気ではありません。ですから、安心して適切な治療を受けましょう。

食中毒、食あたり、胃炎など

食中毒や胃炎などでも腹痛と吐き気を伴います。ですが、この場合も通常2、3日程度で回復します。(胃炎の場合慢性胃炎は除く)
病院での適切な治療を受ける事が出来れば、怖い事はありませんので、薬を貰って安静にしておきましょう。

膵臓がん、肝臓がん、胃がんなど

これらのがんで自覚症状がある場合は、がんが進行している場合が多いです。出来れば、そういった自覚症状が表れるよりも前に、健康診断などで発見しておきたい病気です。

 

早期発見・早期治療ができれば、十分回復が見込める病気ではありますが、進行してしまうと、命に関わる病気です。

腹痛の中でもみぞおち辺りが痛み嘔吐を併発していて、もし胃がんだった場合は、少し進行している恐れがあります。胃がんの初期症状の代表的なものに、みぞおちの不快感・痛みがありますが、その時点で発見できれば完治の可能性も高まりますのでお早めの受診を心がけましょう。

胃潰瘍

胃潰瘍でも、胃の痛みや吐き気を感じることがあります。治療には薬物などを使用しますが、すぐにはなかなか治りません。

膵炎(急性膵炎・慢性膵炎)

アルコールの飲み過ぎなどが原因で起こり、激痛を伴うこともあります。あまりにひどいと手術が必要です。発熱を伴うこともあります。
絶食や薬による治療が行われます。

虫垂炎(盲腸)

「盲腸」と呼ばれているとてもポピュラーな病気である虫垂炎でも、腹痛に伴い吐き気を感じたり嘔吐することがあります。

多くの場合は右下腹部に激痛を感じるので放置することは無いかと思いますが、稀に痛みの場所が違っていたり、激痛と言う程痛まない場合もありますので、注意が必要です。大抵の場合、外科手術による治療を行います。

ウィルス性肝炎

A型、B型、C型全ての肝炎で腹痛と吐き気の症状がみられます。全てウイルス感染によって起こる病気です。基本的な治療は安静にすることですが、それぞれの症状や度合いによっても異なります。

くも膜下出血、脳腫瘍

腹痛、吐き気・嘔吐とともに、激しい頭痛を併発している場合は、くも膜下出血や脳腫瘍のように重篤な病気である可能性が高く、早期治療がとても重要になってきます。

通常は激しい頭痛を伴うのですが、軽い頭痛のみで吐き気などを伴うという場合もありますので、注意が必要です。

心筋梗塞

みぞおち辺りの腹痛、吐き気・嘔吐に胸痛を感じたら心筋梗塞かもしれません。心臓は胃に近い為、胸痛を胃痛と判断してしまうこともあるかと思います。

心筋梗塞の場合、命にかかわる危険も高いので、いつもと少しでも違う痛みを感じたら早めに病院に行きましょう。循環器内科のある大きめの病院に行くことをおすすめします。

心筋梗塞以外の心臓疾患でも、同じような症状が出ることがあります。心臓の病気は重篤なものも多いのですが、胸痛に慣れていないと胃痛と間違えて判断してしまうこともあるので、注意が必要です。

まとめ

進行すると命の危険のある重篤な病気を中心に並べてみましたが、この他にも胆石症や腸閉塞、偏頭痛なども考えられます。

腹痛と吐き気・嘔吐を症状とする疾患は意外にも色々とあるので、2、3日以上続く場合には、一度専門医へ相談してみたほうがよさそうです。

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