「お腹が痛い」と聞くと、下痢を連想しがちですが、実は便秘が原因で腹痛を感じることもあります。そういう場合には、お腹が張っていることが多いでしょう。

下痢の腹痛は出せば治ることも多いですが、便秘の腹痛は出せば治るものの、出せない為に痛みが引かず、苦しむ時間が下痢に比べて長くなることもあります。ここでは、そういった便秘による腹痛の原因とその対処法についてお話します。

便秘でお腹が痛くなる理由

便秘の時には、腸内環境が悪化するため、ガスの量が増えてしまいます。更に、便秘時にはガスが溜まっている便に邪魔をされて、おならとして排出できなくなってしまいます。排出されずに腸内に溜まったガスが原因でお腹が張り、周囲の臓器にも影響して、腹痛を感じます。

それが基本的な便秘による腹痛の原因ですが、便秘薬の使用による腹痛もあります。また、便意を感じる時に痛むタイプと、便意がなくても痛みを感じるタイプもあります。

おならや排便を我慢した時にも、腹痛が起こりやすいでしょう。下痢のように、すぐにトイレに行かなければどうにかなってしまう!というような緊張感や焦りは感じることは少ないでしょうが、常時キリキリとお腹が痛んだり、便を排出できないということはとても大きなストレスです。

便秘でお腹が痛い時の対処法

便秘が解消されれば、腹痛はおさまるでしょう。しかし、そもそも便秘なのですから、それができなくて腹痛まで起こしてしまっているのです。便が出なくても、ガスを排出することができれば腹痛は緩和されます。おならを我慢しないでいい環境に身をおくと、少しは楽になるでしょう。

便秘を解消するためには、便通改善の為のマッサージや、水分摂取、ウォーキングなどの軽い運動などをすると良いでしょう。あまりに酷い便秘だと食物繊維を取ることは逆効果になることもあるので、要注意です。

便通改善マッサージ

便秘経験がある方ならご存知かもしれませんが、便通改善マッサージの方法をご紹介しておきます。まずは手を暖めておいてください。そして、お腹にひらがなの「の」の字を書いていきます。おへそのあたりを書き始めとしてください。

親指以外の指4本で軽く押すようにして、ゆっくりと「の」の字を書いていったり、手のひら全体でさすっていくのもいいでしょう。押すときには、あまり強い力では押さないように、痛みを感じない程度に留めておきましょう。お腹が冷えている時には、特に暖めることを重視してください。

便秘でお腹が痛いときにお勧めする6つの市販薬

便秘でお腹が痛いものの、便秘解消のための対策も効かず、ガスも排出できないということもあるでしょう。便秘解消のための対策は、即効性がないものが多いですから、効いていたとしてもすぐに腹痛がなくなるというわけにはいかないでしょう。

そんな時には手っ取り早く市販薬を使ってみるのもいいでしょう。ここでは、便秘による腹痛に効くおすすめの市販薬をご紹介します。

便秘による腹痛に効く市販薬6選

コーラック

CMなどでおなじみのコーラックは、腸のぜん動運動を活発にし、便を柔らかくする効果の他に、腸内環境を正常化するはたらきもあります。

コーラックには色々な種類があるのですが、コーラックの公式サイトではどのコーラックが自分にぴったりなのかを診断できるようになっていますので、活用するといいでしょう。種類によっては、効き目が穏やかなタイプもあります。

スルーラックS

見た目はコーラックによく似ています。こちらも腸のぜん動運動を助け、腸内につまった便を押し出す効果があります。便秘の度合いにより、服用量を調節できるので、軽い便秘の方にもおすすめです。

イオナミン

便秘薬は飲むとお腹が痛くなってしまうことも多いのですが、イオナミンはお腹が痛くなりにくいことで人気の市販薬です。便が硬くなることを防ぎ、便を柔らかくすることで、便秘を解消します。

スラーリア便秘薬

こちらもお腹が痛くなりにくい便秘薬です。成分はイオナミンと似ていますので、どちらを使うかはお好みで。液剤と錠剤がありますので、それもお好みでどちらかを選ぶといいでしょう。3、4時間位で効果が出始めます。

ビオフェルミンS錠

便秘にも下痢にも効く優しいお薬のビオフェルミン。即効性はありませんが、副作用もないですし、飲みやすいお薬です。酷い便秘にはなかなか効果を感じ辛いかもしれませんが、軽度の便秘や便秘予防にはいいでしょう。整腸剤ですので、過敏性腸症候群などで下痢や便秘を繰り返したりする方なんかにもおすすめです。

ロキソニンなどの鎮痛剤

こちらは便秘薬ではありませんが、便秘で腹痛がする時にどうしてもすぐにトイレに行けないような状態の時もあると思います。そういったときに、せめて痛みだけでも緩和したい・・・という場合には、市販の頭痛薬・鎮痛剤が効果を発揮します。

また、鎮痛剤は30分程で効果が出てきますので、我慢出来ない程の腹痛を感じるようでしたら、応急処置として使用してもいいでしょう。

ただし、鎮痛剤は便秘薬ではありませんので飲み過ぎはいけませんし、胃が荒れないように対策をすることも重要です。鎮痛剤を用いることは基本的な問題を解決するわけではないので、トイレに行けるような状況になれば、便秘薬を服用することをおすすめします。

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