PMSの治療でピルが使用されています。PMSの治療の有効性において、低用量ピルを毎日服用する事で症状が著しく改善することができるのです。ですが、低用量ピルの使用に対して抵抗感や怖さを感じている人も少なくないのが現状です。今回は、PMSに関する疑問を解りやすく解説します。

低用量ピルとはどんな薬剤

最初に治療に使用する低用量ピルという薬剤に関して紹介します。低用量ピルに関しては、人間の排卵を抑制する薬剤として有名です。毎日摂取することで、避妊効果があるため、ピルというと不妊のイメージが強いのはこの理由と言えます。

しかし、低用量ピルの排卵の抑制は、体内のホルモンが大きな関係を持っています。プロゲステロンとエストロゲンのホルモンの分泌を一定量に整える作用があるので、人間のホルモン系の病気の治療に使用されるのです。

ホルモンの分泌によって起こる炎症の原因を、ホルモンバランスを整えることで改善することができるのが低用量ピルになります。

PMSの症状の発生原因とは?

PMSの症状の発生のメカニズムは解明されていないのが現状ですが、現在PMSの症状にホルモンの分泌量のバランスが大きな関係を持っていることが知られています。

PMSの症状の発生原因になっているホルモンが排卵後、過剰に多くなったり減少することで発生するのです。人間の女性ホルモンはエストロゲン、プロゲステロンの2種類がありますが、生理前になることで過剰分泌や減少を引き起こすことで発生します。プロゲステロン、エストロゲンの減少が発生しやすいのは10代と40~50代、過剰分泌になるのが20代から40代になります。

つまりPMSの症状は年齢によっても、人によっても違うのはこうした過剰になる人と、減少になる人の違いがあるからです。

一般的なPMSの症状を引き起こす原因はプロゲステロンで、過剰型の場合は身体的な傾向として不眠・過剰睡眠、乳房やお腹の張り、頭痛・腰痛と言った症状、心身的な場合はイライラや八つ当たり、怒りを堪えきれないといった症状が発生します。
逆に減少になると、身体的な変化としては食欲減退、体の怠さ、心身的な変化に鬱、集中力低下といった症状が発生します。

このホルモンバランスの状態を低用量ピルはコントロールをすることで症状の改善につなげることができるのです。

PMSでの低用量ピルの処方法

低用量ピルを手に入れるには、病院へ行って処方をして貰う必要があります。低用量ピルはドラッグストアで普通の医薬品の様に購入することができません。日本の場合は病院へ行って診察や処方箋を書いてもらった上での薬局での購入が普通となります。

処方してもらうためには病院に行く必要があるのですが、最初に行く病院は婦人科です。特にPMSの場合は、専門のクリニックや診断に力を入れている施設も多いので、そうした施設へ行くことが大切になります。

PMSで治療をする場合は、診察で問診を受ける必要があります。問診内容は生理前に起こる具体的な症状に関してです。イライラや不眠といった症状をいつどれくらいの頻度で発生するのか、しっかり説明することが大切です。
また生理周期に近いほど症状が悪化すると言った情報も診察内容としてはとても大切なので、診察前に起こっている症状をメモして病院に行くことが大切になります。

その後、症状の改善がピルを服用することで改善が見込まれ、加えて、副作用が出にくい点を確認した上で、医師が処方箋を書き、低用量ピルの処方をいただけるようになります。

一旦病院に行って処方という手順を取るので、時間がかかるものの、低用量ピル自体が副作用が強い薬剤だと言われているためです。不調がある場合は相談に行くことが大切になります。

低用量ピルの注意点とメリット

PMSで処方される低用量ピルには注意点があります。最初に処方されるピルには2種類があります。21日と28日用です。21日用は毎日飲み続けて、特定の7日間だけ飲まない物、28日用は、21日分成分が入っている薬剤を服用して、7日間飲まないで済むものになります。
この時注意点は、ピルは基本毎日服用するのは基本ですが、21日用の場合はカレンダー等でしっかり管理できる人がおすすめです。飲む日をミスしてしまって、2錠一日分飲むのは危険な薬剤のため、飲み忘れが怖い人は28日用をおすすめします。

また、低用量ピルには副作用もあります。女性ホルモンを主体とした薬剤のため、胸の張りや出血を伴うケースもあります。速やかに病院に行くことが大切になります。

低用量ピルの服用でPMS以外のメリットは、生理痛の改善が見込めることです。PMSはホルモンの分泌をコントロールするため子宮内膜の過剰に厚くなることや、プロスタグランジンができにくくなるため、生理痛が改善するというメリットもあります。PMSもひどくて生理痛もひどい人は病院に行く価値が高いのです。

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