胸が痛いという症状には、さまざまな種類のものがあります。胸ということで、ちょっと怖い病気を想像してしまいそうですが、胸の痛みに吐き気を伴う場合には、どういった原因が考えられるのでしょうか。ここではその原因と、対処法について考えてみましょう。

胸痛+吐き気の原因1:胃炎・逆流性食道炎

胸のあたりが痛くて、吐き気がするというときのは、胃の不調が原因となっていることが考えられます。その代表的なものが、胃炎や逆流性食道炎です。胃炎や逆流性食道炎は暴飲暴食や刺激物の取りすぎ、ストレス、過労などから起こります。

この2つの病気の主な症状は、胃痛や胸のムカムカといったようなものです。炎症が悪化すると、吐き気が強くなったり、何も異常がないはずの胸まで痛いように感じます。咳が一緒に出ることもあるようですし、実際に吐いてしまうこともあるでしょう。

この胸の痛みは、胃がみぞおちあたりという胸に近い部分にあることや、胃のあたりから食道まで炎症が広がっていることにより起こります。胃炎にしても逆流性食道炎にしても、胸やけの症状を訴える人も多く、それが悪化すると胸痛という形で感じるようです。

胆石症の原因と症状

胃炎などの他には、胆石症という病気の可能性も考えられます。胆石症とは、胆道という管に結石ができてしまう病気のことです。この結石の正体はコレステロールなどで、胃炎などのように暴飲暴食が原因で発症してしまうことが多い病気です。

胆道は、肝臓や胃の近くにあるため、胆石症になるとみぞおちあたりが痛くなります。肋骨の下あたりが痛むこともあるでしょう。痛みがひどいと、みぞおちの痛みを、胸の痛みだと感じることもあるでしょう。

その胸の痛みとともに、食後の吐き気という症状も胆石症でよく見られる症状の1つです。

胸が痛くて吐き気がするときはどうしたらいい?

胸が痛くて吐き気がするというときは、少し胃が荒れている程度であれば、安静にしていれば翌日には治っていることもあります。胃薬などを飲んで治る場合には、それほど心配しなくてもいいでしょう。

ただし、痛みと吐き気が続く場合は、上記のような病気の可能性が考えられますから、医療機関での治療が必要になります。

胸の痛みの程度は、症状の重さや人によってさまざまです。なんとなく痛いかも?という程度から、とても痛くて眠れないほどの痛みが生じることもあります。

必ずというわけではありませんが、痛みの程度は罹っている病気の重症度を表していることが多いようです。ですが、胸の痛みがそれほどではなかったとしても、吐き気を伴い、それが長期間続くという時には、放置するべきではありません。

胃炎・逆流性食道炎では、数日間安静にして薬を服薬すれば、比較的早く治ります。刺激物や食道や胃に負担のありそうなものは避けるようにしてください。

胆石症の場合は、胆嚢摘出手術をすることが多いでしょう。手術をしない治療法もありますが、再発してしまう可能性がありますし、再発しやすいものでもあります。

胸痛と吐き気の原因がなんだったとしても、その病気を発症してしまう原因は、暴飲暴食やストレス・過労です。治療後も、そういった生活を習慣づけてしまわないように、注意をしなければ、また再発してしまったり、他の病気を発症してしまうことになります。ですから、治療したからと安心せずに、体をいたわるようにしてください。

まとめ

胸の痛みと吐き気の症状を併発する場合、怖い病気であることは稀で、何もしなくても数日ですぐよくなる場合もあります。とはいえ、繰り返しやすい症状でもありますから、できるだけそういった症状を感じないでいいように、日常的に規則正しい生活をしたり、ストレスをためこまないように気をつけましょう。

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