胸に痛みを感じると、心臓や肺の病気なのではないかと心配になってしまう人は多いのではないでしょうか。

しかし、胸の痛みを感じるとき、多くの場合は重大な疾患であることは少なく、どちらかというと精神的なものが関わっていることが多いのです。ここではストレスと胸の痛みの関係についてみていきましょう。

ストレスで胸が痛くなる?

前述のとおり、胸の痛みを感じるというときは、その多くが精神的なストレスによるものだったりします。痛みというのは物理的なものですから、ストレスが関わるというのは不思議に思う人もいるかもしれません。

精神的なストレスで、自律神経失調症になるということを知っている人は多いでしょう。ストレスによって自律神経のバランスが崩れると、体のいたるところに不調が出てしまいます。

この自律神経失調症のひとつに、「心臓神経症」というものがあります。心臓神経症というのは、心臓に器質的な異常がないにも関わらず、胸が痛くなったり苦しくなったりするという症状です。同時に動機や息切れを感じることもあります。

これは、交感神経が過剰に働くためなのですが、こういった症状から、心臓神経症を何らかの心臓病だと思ってしまうのです。心臓神経症で感じる胸の痛みは、ズキズキしたりチクチクしたりといったもののようです。

心臓神経症というほど、頻繁に胸の痛みを感じなかったとしても、ストレスによって胸痛を感じることもあります。緊張が強かったり、不安を感じているときは、ぎゅっと胸が締め付けられるような感じがして、痛みに感じることもあるでしょう。

これは、緊張などで血流が悪くなるために起こる症状ですが、どなたにもあり得る症状ですから、一時的なものなら心配ありません。

ストレスで胸が痛い時の対処法

では、ストレスで胸の痛みを感じるときにはどうしたらいいのでしょうか。ストレスによる胸の痛みというのは、重大な疾患ではありませんが、まずは重大な疾患ではないということを明らかにしたいところですよね。

ですから、ストレスで胸痛を感じた時には、とりあえず医療機関で診断を受けてみましょう。何らかの心臓疾患である場合も、ストレスによって胸痛を感じやすいですから、そういった可能性もあります。

特に、狭心症の症状は心臓神経症の症状に似ていますし、ストレスがあるときに発作を起こしやすいのです。狭心症は重症になると死に至るような不整脈になってしまうことがあるので、早めの受診を心がけましょう。

医療機関の診断で、心臓自体には異常がないとわかれば、ストレスによって胸が痛くなったときは少し休んでいればいいでしょう。働きすぎだったりする場合は、数日休暇をとることもおすすめします。

一時的な緊張などで胸が痛いという場合は、緊張が去れば胸の痛みは治ります。この場合は、痛みが軽いなら、そこまで気にする必要はありません。緊張がほぐれるように、深呼吸をしたりして、自分を落ち着かせていれば、胸の痛みも軽くなるでしょう。

ストレスからくる胸の痛みを予防する方法とは

ストレスからくる胸の痛みを予防するには、ストレスを溜めないことです。また、睡眠不足など自律神経失調症を引き起こしそうなことには気をつけましょう。規則正しい生活をし、よく寝て、ほどよく食べるというのが重要です。

軽い運動をすると自律神経のバランスを整える効果がありますし、ストレスの発散にもなるので、日常的にウォーキングやストレッチなどの軽い運動を取り入れていきましょう。そして、疲れを感じた時にはしっかりと休養をとることです。

まとめ

ストレス性の胸の痛みは、心臓に異常がないのであればひどく心配するようなことではありません。むしろ、心配しすぎてしまうと、それがストレスになりかねないので、胸の痛みを心配するよりは、ストレスをうまく発散させることに焦点をあててください。

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