胸の痛みを感じる病気には、心疾患や肺疾患など、命の危険を考えてしまうような病気もありますが、すぐに命にかかわるようなことにはならないようなものもあります。その代表的なものにあてはまるのは、精神的な症状と神経痛でしょう。胸周辺にも神経痛を感じることがあります。

ここでは、胸の痛みと神経痛についてご説明していきます。

神経痛と胸の痛みー肋間神経痛とはー

神経痛とは、簡単に言うとさまざまな要因から、末梢神経という神経が刺激されることにより起こる痛みのことです。痛みの種類は、ピリピリ・キリキリ・ヒリヒリといった痛みです。神経痛には、全く原因のわからない「特発性神経痛」というものと、腫瘍の影響や軟部組織により、神経が圧迫されるというような原因がわかる「症候性神経痛」というものがあります。

この神経痛が胸部周辺に起こる場合を、肋間神経痛といいます。これは、肋骨にある肋間神経が痛む症状です。この痛みは激しいこと、そして胸部であるということで、なにか大変な病気ではないかと思ってしまう人もいるようです。しかし、肋間神経痛自体は、命に関わるような病気ではありません。

その主な原因は、ストレスだと言われています。また、ストレス以外では、神経を圧迫するような姿勢が長期間続くこと、運動不足、帯状疱疹ウイルスなども肋間神経痛の原因とされています。

帯状疱疹ウイルスの場合は別として、肋間神経痛は生活の中の習慣やストレスなどが大きく関わっている症状です。また、帯状疱疹の場合も、ストレスや過労による抵抗力の低下によって感染してしまうことがあるので、肋間神経痛とストレスというのは、かなり強い結びつきがあると言えるでしょう。

肋間神経痛の治療

胸の痛みを感じて肋間神経痛なのでは?と疑うとき、肋間神経痛について知識のある方は病院に行かないという人もいるかもしれません。しかし、胸の痛みというのは、なかなか自分ではそれがどういう症状なのか、正確にはわかりません。ですから、肋間神経痛が疑われる場合でも、一度は医療機関にかかるようにしましょう。

肋間神経痛についても、医療機関で医療やアドバイスを受けることができます。肋間神経痛には、それ自体を治すような特効薬というものはないのですが、痛みを軽減するような対処的な投薬を受けることはできます。肋間神経痛で胸の痛みが不快だという場合には、医療機関で薬をもらいましょう。

肋間神経痛の対策方法

前述のとおり、肋間神経痛は病気ではありませんし、特効薬もなく、医療機関での治療というのも対処療法的なものになります。しかし、対処療法によって痛みを抑えている間に、肋間神経痛を改善させるような方法はあります。

肋間神経痛とは、ストレスが大きく関わっている症状です。ですから、ストレスを軽減するということが一番の対策方法になります。ストレスの原因は人それぞれなので、これをするべきだという特定のものを挙げるのは難しいところですが、睡眠不足や運動不足がストレスを引き起こしていることもあります。

心当たりのある方は、まずは睡眠不足と運動不足の解消からはじめてみましょう。その他、自分のためのリラックスする時間が取れているかどうかも重要な要素です。どれだけ忙しいときでも、1日30分以上はゆっくりとできる時間があると、ストレスが軽減されます。

入浴もリラックスにはとてもおすすめです。湯船に浸かってぼんやりするだけでも、1日の疲れが取れるものです。入浴や適度な運動というのは、血行を良くし体をあたためるので、肋間神経痛による痛みを緩和させることもできます。体が冷えていると、痛みを感じやすいからです。

まとめ

肋間神経痛は心臓疾患などのように怖い病気ではないものの、強い胸痛を伴うものです。痛み止めを服用しながら、改善に努めていきましょう。

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