胸が痛いというとき、その痛みをとりあえずどうにかしたくて市販薬を使うことを考えることもあるでしょう。胸の痛みというと、心疾患や肺疾患などの病気が思い浮かびますが、そんな胸の痛みに効く市販薬というものはあるのでしょうか。ここでは胸の痛みと市販薬についてまとめてみました。

胸の痛みに市販薬は有効?

胸の痛みの原因にはさまざまなものがあるため、その痛みの原因によっては市販薬が有効な場合と、市販薬を服用しても意味がない場合とがあります。

まず、心疾患から来る胸の痛みですが、例えば痛み止めを飲んだとしても痛みは消えないことがほとんどです。また、心疾患自体の症状を抑えるような薬も、市販では販売されていません。

心疾患で胸が痛いという症状で代表的なのは狭心症ですが、狭心症から来る胸の痛みを抑えるためには、ニトログリセリンという薬が必要で、これは医療機関で処方してもらうものです。心疾患から来る胸の痛みの場合、市販薬で対処するより先に医療機関で診てもらうべきです。

肺疾患の場合も同様に、まずは医療機関に診てもらうべきですが、気胸のように自然治癒で経過観察になるような病気だと、医療機関から処方された痛み止めが切れた時に市販薬を使える場合があります。

そのほか、胸の痛みの原因で考えられるのは、胃の不調や肋間神経痛などです。最初から、胃の不調や肋間神経痛の影響で胸の痛みがあるとわかっている場合は、服用して効果を発揮する薬があります。

胃の不調が原因で胸が痛い場合の市販薬

胃の不調からくる胸痛を治したいという場合に選ぶ市販薬は、胃薬です。しかし胃薬には症状により種類があるため、注意しなければなりません。その胃の不調で、医療機関を受診したときに処方された薬を参考にすると安全です。同じような成分を含んでいる薬を、ドラッグストアなどで探せるからです。

そうではない場合は、胃の不調の原因で胃薬を選びましょう。暴飲暴食などの影響で胃酸過多になっている場合は、「ガスター10」がおすすめです。そのほか、H2ブロッカータイプと呼ばれる薬ならどれを使っても大丈夫です。

胃粘膜が傷ついている、空腹時に胃痛があるという場合は胃粘膜保護タイプの胃薬を選びましょう。「スクラート胃腸薬」なんかが、よく効きます。どんな胃の不調かわからないという場合は総合胃腸薬というものがおすすめです。「キャベジンコーワα」や「太田胃散」などがこれに当たります。

胃の不調で胸痛を感じているときは、自分の症状にあったこれらの薬を服用し、安静にしていれば胃の不調の回復とともに胸痛もおさまります。

痛みを抑えるための市販薬

胃の不調では、胃を却って痛めることがあるため鎮痛剤は不向きです。しかし、肺気胸や肋間神経痛のように、具体的な治療法はなく、痛みを抑えるような治療を行うというような病気や症状の場合は、市販の鎮痛剤が胸の痛みによく効きます。

病院でもこれらの症状の治療によく用いられるロキソニンは、市販でも「ロキソニンS」という名前で市販されています。ロキソニンは胃に刺激のあるお薬なので、一緒に胃薬を服用することをおすすめします。胃が荒れてしまって、胃痛からの胸痛を感じてしまうおそれがあるからです。

もしくは、もう少し胃に優しい鎮痛剤を使用するといいでしょう。「タイレノール」や「セデス・ハイ」なんかは効果も強く、体への負担が少ないのでおすすめです。

まとめ

胸痛で市販薬を使うという場合は、かならず事前に自分が心疾患や危険な肺疾患を患っていないか、先に医療機関で検査してもらうようにしましょう。そういった重篤な病気ではないなら、市販薬で痛みを抑えたり、痛みの元となっている胃の不調を改善することができます。

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