胸の痛みにはさまざまな原因がありますが、その痛みに胸が熱いという症状がある場合、乳腺炎という病気の可能性が考えられます。「乳腺」というだけあって、これは女性特有の病気です。

ここでは乳腺炎の原因や対策についてご紹介していきます。

乳腺炎とは

乳腺炎とは、乳腺が詰まって炎症がおきてしまう病気です。炎症が起こることで、胸に痛みや熱を感じます。乳腺炎になると見た目にも赤くなり腫れがおこり、炎症が起きているということがわかるようになります。症状が重いと、乳腺炎の影響で高熱が出ることもある病気です。

乳腺炎の症状には、胸の痛みや熱のほか、胸のしこりというものもあります。しこりという症状があるため、乳がんと間違えてしまうこともありますが、乳がんに比べると乳腺炎はそれほど深刻な病気ではありません。

その他にも、寒気や頭痛、関節痛といった、胸とは離れた場所に症状ができることもありますし、母乳が乳白色から黄色に変化するという症状がみられることもあります。

乳腺炎の原因

乳腺炎は、母乳が詰まることと細菌感染が主な原因となっています。特に母乳を赤ちゃんにあげているときは、赤ちゃんの母乳の飲み方によっては、乳腺がつまってしまうことがあります。また、母乳の飲み残しがあると、古い母乳が乳管などにたまった状態になるので、それも乳腺のつまりを引き起こし、悪化すると乳腺炎になってしまいます。

胸元をきついブラジャーで圧迫したりすると、乳腺炎になりやすいようです。細菌感染の場合だと、授乳中に赤ちゃんの口から雑菌が乳腺に入ってしまうことが原因で乳腺炎になります。この場合は、なかなか予防するのが難しいでしょう。

乳腺炎の対策方法

乳腺炎は予防できる病気です。まずは、赤ちゃんの母乳の飲み方のバランスをとるために、片側だけではなく両方のおっぱいを同じくらい与えるようにしましょう。乳腺のつまりを抑えるためには、日頃から胸を圧迫しないように心がけることも重要です。

きついブラジャーをしたり、長時間うつぶせでいるようなことはなるべく避けてください。特に授乳中はワイヤーの入っていないブラジャーなどなるべく楽なものを選んでください。

食事の内容と乳腺のつまりの関係については、はっきりとはわかっていないのですが、母乳をサラサラにしていると乳腺がつまりにくいとされています。血液と同じように母乳がドロドロだと乳腺は詰まりやすくなってしまうのです。

母乳をドロドロにしてしまう食事とは、高カロリーなものや脂肪分が多いものです。そういったものは少量に控えて、バランスの良い食事を摂るようにしてください。同時に、水分補給にも気をつけましょう。母乳はほとんどが水分です。

赤ちゃんが水分を飲んでいるということは、当然お母さんの方も水分をいつもより多めにとらなければ、水分不足になってしまいます。水分が足りないと母乳がドロドロになりやすいので、水分補給には気をつけるようにしましょう。

また、胸のマッサージも乳腺がつまりにくくなるため、授乳前や授乳後などに行うと乳腺炎を防げます。予防法としてはこんなところですが、もう乳腺炎になってしまっているという場合はどうでしょうか。

胸が痛くて乳腺炎が疑われるという場合は、とりあえずすぐに医療機関で診てもらうようにしてください。特にひどい症状になっている場合は、セルフケアで治すことは難しいでしょう。胸が熱をもっているというときは、濡れタオルなどで冷やすようにしましょう。氷は冷やしすぎるのでおすすめできません。

まとめ

赤ちゃんに母乳をあげているときというのは、どうしても乳腺炎になりやすいものです。正しいケアをして、なるべく乳腺炎を予防しましょう。もしもなってしまったときも、すぐにケアをすれば改善できるので、安心してください。

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