薄毛が気になり始めた人は、症状の改善や進行を遅くするために、少しでも早く薄毛対策を始めることが大切です。しかし、なにから始めたらいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。

ここでは、すぐにでも薄毛ケアを始めたほうがいい人の特徴と、具体的な対策方法についてまとめてみました。健康な髪を育てるためのセルフケアの参考にしてください。

早めの薄毛対策が大切な2つの理由

薄毛の原因は、老化、男性ホルモンの作用、生活習慣などが影響しています。そのため、気づいているのに放置しておくと、症状が進行するだけです。次のような理由からも、薄毛対策は早めに始めることをおすすめします。

1. 薄毛の進行を遅くできる

残念ながら、一度薄くなった髪の毛が自然にもとの状態へ戻ることは、まずあり得ないといえます。薄毛と加齢は深い関わりがあり、年齢を重ねるごとに薄毛の範囲は増え続け、50代以上の男性では50%以上の人が薄毛の悩みを抱えているというデータもあります。

早い人では、20代や30代前半で薄毛の兆候が現れることもありますので、鏡を見て髪が薄くなったと気づいたら、早めに対策を始めることが将来の髪の健康状態に差が出てきます。

2. 毛母細胞の分裂回数は限られている

髪の毛を作りだす毛母細胞が細胞分裂できる回数は、一生のうちに約40~50回といわれています。また、毛母細胞が分裂する毛根は、基本的に胎児のときに作られた数が一生変わらないとされ、限られた毛根から髪が生えて抜け落ちるまでのヘアサイクルを繰り返しています。

男性の平均的なヘアサイクルは2~6年で、もっとも短い2年で髪が抜けても通常は80歳くらいまでは毛母細胞の分裂が繰り返されると考えられます。しかし、薄毛の人は通常よりもヘアサイクルの期間が短くなっているため、早い段階で髪が生えてこなくなることが起こりうるのです。

このように、毛穴の数と毛母細胞の分裂回数に限りがあることから、早めに薄毛対策を始めてヘアサイクルの期間を長くすることができれば、それだけ髪の寿命を長くできます。

薄毛対策を始めたほうがいい人の3つのサイン

薄毛対策は、できるだけ早く始めることが薄毛の予防と改善につながります。次のようなサインに気づいたら、すぐにでも対策を開始しましょう。

1. 抜け毛の量が増えたと感じる

シャンプーをしたときに、排水口へ流れる抜け毛の数に驚いたり、朝起きたとき枕にたくさんの抜け毛が付着していたりするのは、薄毛が始まっているサインといえます。

2. 家族や親せきに薄毛の人がいる

男性の薄毛のほとんどは、男性ホルモンのテストステロンが変化した、DHT(ジヒドロテストステロン)が毛母細胞を攻撃して起こる、AGA(男性型脱毛症)によるものです。AGAを発症する人の中には、遺伝的に男性ホルモンの影響を受けやすい体質の人がいるといわれています。

そのため、家族や親せきに薄毛の人がいる場合は、早めに対策をとったほうがよいかもしれません。

3. パーマやヘアカラーを頻繁に繰り返している

パーマやヘアカラーを頻繁に繰り返している人は、薬剤による頭皮のダメージが影響して薄毛になるリスクが高いといえます。髪が細くなり、髪の表面を覆うキューティクルの痛みが目立つようであれば、パーマやヘアカラーの回数を減らして、頭皮ケアを始めるようにしましょう。

すぐに始めたい5つの薄毛対策法

ヘアサイクルの期間を正常に戻して、髪の寿命を長くするためには、日常生活の中でできる頭皮ケアから始めることをおすすめします。ここでは、すぐに取り組みたい5つの対策方法をご紹介します。

1. 食生活を見直す

偏った食生活や脂質の多い食事を続けていると、体が栄養不足になるうえに、皮脂の過剰分泌が起こり、頭皮環境が乱れて育毛に悪影響をおよぼします。ヘアサイクルを整えて髪が生えやすくするためには、タンパク質、ビタミン類、亜鉛をはじめとするミネラルなどの栄養素を、食事でバランスよく摂取しましょう。

2. 睡眠不足を解消する

ヘアサイクルが短くなる原因の一つに、頭皮の新陳代謝の衰えがあります。不規則な生活リズムで睡眠不足が続いていると、頭皮の新陳代謝を促す成長ホルモンの分泌が減少するため、薄毛のリスクを高めてしまいます。薄毛対策には、生活リズムを整えて、夜はしっかり眠ることが大切です。

3. 運動習慣をもつ

髪が生えてくるためには、血液にのって毛乳頭へ栄養と酸素が届くことが基本です。そのため、血液循環が悪い頭皮では、栄養不足で毛母細胞の働きが悪くなり、薄毛を起こしやすくなってしまいます。

頭皮の血行不良を改善するためには、体への負担が少ないウォーキングなどの運動習慣をもつことがポイントです。運動をする時間がないときは、歩いて移動する時間を増やすなど、ちょっとした運動習慣を生活にとり入れましょう。

4. シャンプーを変えてみる

薄毛が気になり始めたら、シャンプーを頭皮と髪に優しい「アミノ酸シャンプー」に変えることをおすすめします。頭皮の皮脂が増え過ぎると、雑菌が繁殖して育毛に悪影響をおよぼしますが、洗浄力の強いシャンプーを使った場合、頭皮を保護する役割のある皮脂まで洗い流してしまい、かえって髪が育ちにくい頭皮環境してしまうため注意が必要です。

5. 育毛剤を使ってみる

本格的な育毛対策を始めるなら、生活習慣の見直しとあわせて育毛剤を使う方法もあります。育毛剤には、抜け毛予防、育毛促進、頭皮環境の改善などを目的とした有効成分が含まれているため、薄毛の進行を遅らせるための強い味方になってくれるでしょう。

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