薄毛のお悩みは多くの男性にとって切実なものです。この悩みが、おしゃれや恋愛を楽しみたい10代・20代で発生すれば、より深刻なものになってきます。一般的には、薄毛と加齢は比例しているため、中高年の症状と思われがちですが、なぜ若い年代で髪が薄くなるのか、ここでは若ハゲの原因と特徴についてまとめてみました。

さらに、すぐに始められる薄毛対策法もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

10代20代に見られる若年性脱毛症(若ハゲ)とは

若い年代で薄毛になる若ハゲのことを、「若年性脱毛症」といいます。若年性脱毛症は、成人男性の薄毛に多いAGA(男性型脱毛症)が、通常よりも早い年代で起きている状態のことです。

40代男性の3人に1人がAGAといわれるほど、本来であれば加齢に比例してAGAの発症率は高くなります。しかし、AGAの発症は体質や生活習慣なども影響するため、10代20代でも起こることがあるのです。

若い年代に多い若年性脱毛症の特徴

AGAの若年性脱毛症では、次の3つタイプの薄毛になりやすいといわれています。

1.M字型ハゲ

M字型ハゲは、おでこの生え際の両端が薄くなり、剃り込みが入ったようにアルファベットのM字形に薄毛が進行するタイプです。

2.U字型ハゲ

U字型ハゲはM字型ハゲとよく似た、生え際から薄毛が進行するタイプですが、U字型は中央部分も両サイドと一緒に後退していくため、M字型よりもゆるやかな生え際のラインになることが特徴です。そのため、初期の段階では、若年性脱毛症に気づきにくいといわれます。

3.O字型ハゲ

O字型ハゲとは、頭頂部のつむじの周りから薄毛が広がり、アルファベットのOの形になっていく薄毛のタイプです。頭頂部の薄毛は自分で気づきにくく、若いころは頭頂部を鏡でチェックする機会が少ないため、家族や友人など周囲に人に指摘されて自覚するケースが多いです。

若年性脱毛症を起こす2つの原因

若ハゲと呼ばれる若年性脱毛症は、髪が生まれて抜け落ちるヘアサイクルの期間が短くなることで、成長途中の髪が抜け落ちるため薄くみえてしまいます。本来ならば、2~6年かけて成長するヘアサイクルが乱れてしまう原因には、次のようなことが関係しています。

1. 男性ホルモンの作用

若年性脱毛症の代表的な原因は、男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)といわれています。DHTは、男性ホルモンのテストステロンと、5αリダクターゼという酵素と結合して誕生した物質です。

DHTが毛乳頭細胞にあるアンドロゲン受容体(レセプター)と結合すると、ヘアサイクルの乱れを起こして髪の寿命を短くしてしまいます。この仕組みには、生まれつき5αリダクターゼが活発な人や、DHTに敏感なアンドロゲン受容体をもつ体質があることから、若年性脱毛症は遺伝要因が大きく関係しているといわれています。

2. 生活習慣

若年性脱毛症は、日々繰り返されている生活習慣が環境要因となって、薄毛を進行させることもあります。特に薄毛を進行させる可能性の高い生活習慣には、次のようなものがあります。

  • 栄養バランスが偏った食生活
  • 睡眠不足
  • 過度なストレス
  • パーマやカラーリングを繰り返す

これらの生活習慣は、頭皮や髪の毛の健康を損ない、ヘアサイクルが乱れる要因になります。健康な髪が生えるためには、体の内外からケアをすることが大切です。

若ハゲに気づいたら今すぐ始めたい5つの対策法

抜け毛が増えきたと感じて、薄毛を自覚するようになったら、早めに薄毛対策を始めましょう。まだ「若いから大丈夫」といって、なにもしなければ薄毛を進行させるリスクを高めるだけです。

10代20代の若年性脱毛症では、次のような方法のセルフケアをおすすめします。

1. 髪にいい栄養素をとる

ジャンクフードやインスタント食品、脂分の多い食事など、偏った食生活を続けるとヘアサイクルを乱す原因になります。健康的な髪を育てるためには、育毛に必要なタンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素をバランスよく食事で摂取することが大切です。

若い年代では、食生活をあまり気にしないかもしれませんが、好きなものだけを食べる食生活や極端なダイエットは避けて、きちんと3食を食べるようにしましょう。

2. 夜は十分な睡眠をとる

髪の健康のためには、睡眠不足に注意することも重要です。10代20代は、体力があるため睡眠をおろそかにしがちですが、質の高い睡眠をとることは成長ホルモンの分泌を促して、髪の成長をサポートする効果が期待できます。

日ごろから早寝早起きを心がけるとともに、寝る前はベッドの中でスマートフォンの使用を控えて、質の高い睡眠をとるようにしましょう。

3. 運動の習慣をもつ

ヘアサイクルを整えるためには、ジョギングなどの運動習慣をもつことで血液循環を改善することも大切です。頭皮の血流がよくなれば、毛細血管を通して毛乳頭へ栄養と酸素がスムーズに運ばれるようになり、育毛を助けることにつながります。

また、適度な運動はストレス解消や睡眠にもよい効果をもたらすといわれます。

4. 頭皮に強い刺激を加えない

若年性脱毛症になる年代は、ヘアスタイルもおしゃれの一部として、こだわりが強くなりやすいお年頃といえます。パーマやヘアカラーを繰り返したり、整髪料を落とすためシャンプーでゴシゴシ洗ったりするなど、外側から頭皮にダメージをあたえることが薄毛のリスクを高めるため、注意が必要です。

薄毛の改善と予防のためには、短期間でパーマやヘアカラーを繰り返すことは避けて、シャンプーは指の腹を使い丁寧に洗うよう心がけましょう。さらに、シャンプーやコンディショナーをしっかりすすぎ、洗髪後すぐに髪を乾かすこともポイントです。

5. 若ハゲを気にし過ぎない

若いころから薄毛が始まると、周囲に気づかれないかと気分も落ち込みがちです。しかし、薄毛を気にし過ぎてストレスになることは、自律神経の乱れから血行不良を招き、育毛に悪影響をもたらすため、注意しましょう。

薄毛対策は毎日の暮らしの中から始めることができます。まずは、今すぐできるセルフケアから始めてみてはいかがでしょうか。

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